みなと現場ウォッチャー
横浜港大黒地区岸壁(-12m)(改良)築造工事
(2021年7月16日撮影)
横浜港新本牧地区護岸(防波)南側・東側 海上地盤改良工事
(2021年5月26日撮影)

横浜港の上空をパトロール中。
いろんな形の船がいっぱいいるよ。何をしているの?

ここは本牧ふ頭地区の沖合で「新本牧ふ頭地区」だよ。
手前(赤矢印)は国の工事範囲、奥(黄矢印)は横浜市の工事範囲なんだ。
国の工事は、現在4つの工事が海上作業を行っているよ。

えー!?別の工事なのに、こんなに近くで作業しても大丈夫なの?

狭い範囲なので、週1回みんなで集まって、船の位置について打ち合わせをしているんだよ。
日々状況が変わるから、毎日お昼の時間に情報共有も行っているよ。

そうなんだ!そうやって未然に事故を防いでいるんだね。
横浜港南本牧地区
(2021年 5月26日撮影)
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MC-4岸壁に大きなコンテナ船を発見!
たくさんコンテナを積んでいるな−。何個くらいあるの?

この船は全長346.98m、およそ9578個(TEU)のコンテナを積むことができるみたいだよ。

すごいな〜。さすが水深18m、延長500mの岸壁だね。
あれ?遠くに見える斜めの建物は何だろう??

コンテナを載せた車両が南本牧ふ頭に出入りするための入出場管理施設だよ。詳しくは工事レポートをチェックしてみてね
川崎港臨港道路東扇島水江町線主橋梁部(MP2)橋梁下部工事
(2021年3月1日撮影)
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川崎港臨港道路の橋脚の一つ、MP2の工事が完成したんだって!
手前の背の高い方がMP2だよね?

よく見に来てくれたね、みなとん! 手前がMP2、奥がMP3だよ。
MP1〜MP6の合計6本の橋脚で、京浜運河にかかる主橋梁部を支える『斜張橋構造』なんだ。

斜張橋ってどんな橋のことなの?

斜張橋というのは、橋脚から張ったケーブルで、橋桁部分を持ち上げるように支えている構造の橋のことだよ。
橋脚から橋桁へ、斜めにケーブルが張ってあるのが目印だね。
この斜張橋構造で支える、川崎臨港道路の径間長は525m。
東日本では第1位の長大斜張橋になるんだ!
※径間長…主塔と主塔の間、主にケーブルでその重量が支えられる橋梁部分の長さ。

あっ! ボクのお気に入りの散歩コースにある、『鶴見つばさ橋』も『横浜ベイブリッジ』も斜張橋ってことだね?
径間長っていうのは、長い方がすごいの?

径間長が長くなるとそれだけ橋が重くなるから、支えるケーブルの太さや本数が多くなるんだ。
ちなみに今現在世界で一番径間長の長い斜張橋は、広島県と愛媛県の間にある『多々羅大橋』(890m)なんだよ!
横浜港大黒地区岸壁(-12m)(改良)築造工事
(2021年1月13日、2020年12月25日撮影)
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大黒ふ頭にやって来たよ。
たしか大きな船も利用できるように、岸壁を改良しているんだよね?

そうだよ。前の岸壁を解体して、一旦きれいな状態にしてから、新しい岸壁に作り直す工事だね。
大黒ふ頭は大きな自動車専用船や客船がたくさんやってくるから、この岸壁もそういった大型船が利用できるようにするんだ。

あっ、ちょうどとなりに大きな自動車専用船が来ているね!
日本の自動車は海外で人気だから、自動車を運ぶ自動車専用船もいっぱいやって来るんだね。
ところで、右の写真の船は今どんな仕事をしているの?

これはクレーン付台船だね。岸壁の重要な部品である鋼管矢板を打ち込む前に、海底の支障物をきれいに取り除いているところだよ。
横浜港本牧地区岸壁(-16m)(耐震)築造工事
(2020年12月8日撮影)
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今日は本牧ふ頭の岸壁工事現場に来てみたよ。
なんだかすごく大きなものを持ち上げているけど、これは何?!

これは岸壁の基礎になるジャケット式桟橋だね。
あらかじめ打設しておいた鋼管杭にかぶせるように設置するから、“ジャケット”という名前なんだ。

あれ、となりの鋼管杭の中に人が入ってるよ!

鋼管杭にぴったり入るように、目視や測量で確認しながら作業を進めているんだ。
川崎港臨港道路東扇島水江町線東扇島アプローチ部橋梁下部工事
(2020年11月16日、10月16日撮影)
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川崎港臨港道路の東扇島アプローチ部の工事現場を見に来たよ。
ところで、『アプローチ』って何のことだろう?

アプローチというのは、英語で「目標に近づく」という意味だけど、土木の世界では、一般道から高速道路や橋につながる接続部分のことをいうんだ。
川崎港臨港道路は、東扇島と水江町にかかる橋だから、両側にアプローチ部を作っているよ。

そうだったんだ〜。
てっきり、好きな子にアタックすることかと思ってたよ!
あっ、こっちには大きいちくわがあるね。
寒くなったから、おでんが食べたいと思ってたんだ〜!

どこからつっこんだらいいんだ・・・。
これはちくわじゃなくて、橋が沈まないように支える杭だよ。
地下深くにある固い地盤まで、穴の中からドリルを入れて、掘りながら段々と杭を埋めていくんだ。
川崎港臨港道路東扇島水江町線主橋梁部(MP5,6)橋梁下部工事
(2020年4月30日,10月13日撮影)
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高ーい!
一番上までどれぐらいあるの?

写真手前に見えるMP5は、コンクリート部分が約23m、鉄筋部分が約30mで、合わせて53mあるよ。
奥に見えるMP6は、コンクリート部分が約18m、鉄筋部分が約24mの合わせて42mあるんだ。

すごく高いところに橋ができるんだね。
右の写真の空き地はなぁに?

橋の下に新しくできる沿道を工事しているところだよ。

9月末で本工事は完成しました。
続きの工事もウォッチャーしていきますので、お楽しみに!
横浜港南本牧地区 入場管理施設 関連工事
(2020年 9月30日撮影)
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MC3・MC4コンテナヤードの入出場管理施設のための舗装工事が完了したよ。
左の写真の建物は、MC3・MC4コンテナヤードに入場するためのゲートで12レーンあるよ。
右の写真は、ゲートに入場するための待機場スペースだよ。
横浜港臨港道路(南本牧はま道路)緊急復旧工事
(2020年10月2日撮影)

防衝設備1基あたり3本の鋼管杭、全部で10基分の鋼管杭の打設が完了したよ
横浜港臨港道路(南本牧はま道路)緊急復旧工事
(2020年9月2日,9月5日撮影)
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復旧工事が終わって、また通れるようになった南本牧はま道路の近くに、茶色い棒がいっぱい並んでいるよ。
工事はまだ続くの?

南本牧はま道路の橋脚を守るために、ジャケット式防衝施設を作る工事をしているんだ。
茶色い棒は、その芯になる鋼管杭だよ。
右の写真は、海上からクレーンでジャケットを鋼管杭の上にまっすぐ下ろして、設置しているところだね。
詳しくは工事レポート9月号を読んでみてね!
横浜港南本牧地区コンテナヤード整備工事(その2)
(2020年6月26日撮影)
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コンテナヤードにたくさん設置されているのは、何かの足場かな?

冷蔵・冷凍の温度管理をすることができる、リーファーコンテナ用の架台だよ。
リーファーコンテナに、電気を供給するための電源設備があるの。点検用としても使うんだよ。
大黒ふ頭にやって来たよ。
長い筒のようなものを吊っているようだけど、これは何をしているの?
この長い筒は鋼管矢板だよ。直径0.9m、長さ42.0mもある鋼材で、
これをハーフセップ台船という船を使って、海底深くまで打ち込んでいるところなんだ。
まっすぐに打ち込む必要があるから、作業中は常に測量機械を使って、監視しながら作業しているよ。
そうなんだ〜。ハーフセップ台船すごくかっこいいな〜。
あっ、ところで1月の「みなとウォッチャー」の時には、まだ海だったところが陸になっているね。どうやったの?
まず、鋼管矢板を打ち込んで、海との間に仕切りを作るんだ。
その後に、バックホウやブルドーザーという機械を使ってその隙間に砕石をいれて、ローラー車で締め固めることで、陸を作ったんだ。