事業紹介

川崎港 東扇島〜水江町地区臨港道路整備事業

工事の進捗情報は、工事レポートをご覧ください。

整備概要

 国際コンテナ戦略港湾である京浜港の一躍を担う川崎港において、コンテナターミナルでの貨物取扱量の増加や日本随一の冷凍冷蔵倉庫群等のロジスティクス機能の充実に伴う将来交通量の需要の増大に対応し、円滑な物流を確保するため、東扇島地区と内陸部を結ぶ臨港道路を整備しています。

整備概要

完成イメージ

事業全体計画

整備期間 平成21年〜令和10年頃
起点 臨港道路東扇島幹線5号道路
終点 市道皐橋水江町線
総延長 約3.0km
車線数 往復4車線(一部2車線)・歩道(片側)あり
設計速度 50km/h
道路規格 道路構造令 第4種1級に準拠

事業の効果

  • 川崎港と背後圏のアクセスが向上します。
  • 基幹的広域防災拠点が立地する東扇島と背後圏を結ぶ緊急物資輸送ルートが新たに拡充され、首都圏の防災機能の強化が図られます。
    <東扇島地区基幹的広域防災拠点>
    災害時において、緊急物資輸送の中継基地や広域支援部隊等の一時集結地・ベースキャンプとして機能する施設。通常時は公園としても機能する。

社会条件・自然条件に対応する臨港道路の主要スペック

  • 社会条件(運河利用者)
    京浜運河を航行する船舶の航行幅400mを確保するため、中央径間長525mとする斜張橋を採用しました。中央径間の大きさは全国で第3位、東日本では第1位の長大斜長橋です。
    また、京浜運河を航行する最大のマスト高45mの船舶に対応できる桁下空間を確保するため、桁下空間47mを採用しました。

  • 社会条件(羽田空港の制限)
    中央径間長525mの斜張橋であるため、通常、斜張橋の合理的かつ経済的な構造として主塔高は150m以上が理想とされています。しかし、5km先に位置する羽田空港の空域制限で高さが抑えられているため、主塔高は98.5mとなり、橋長に対して極めて低主塔の斜張橋となっているのが特徴です。
    各種制限
    中央径間長 ランキング

  • 自然条件(深い支持層)
    埋立地盤及び海底地盤には、厚い軟弱地盤が堆積しています。橋梁の基礎を支持する強固な地盤(支持層)が海面下−60m以深に存在することから、日本最大クラスの大深度基礎(−60m以深)となりました。
    日本最大クラスの大深度基礎

環境影響評価

川崎市環境影響評価に関する条例に基づき、本事業実施に伴う周辺環境への影響について予測・評価を行っています。
条例環境影響評価書のあらまし

工事の状況

工事の状況を動画でご覧いただけます。(画像をクリックすると別ウィンドウで開きます。)

鋼管杭打設・ジャケット据付 ニューマチックケーソン
基礎構築
ニューマチックケーソン
沈下掘削
作業用架設桟台の基礎杭打設・ジャケットの据付をしています。
ニューマチックケーソン基礎の作業室を構築しています。
ニューマチックケーソン基礎を沈下させるために掘削しています。

 ※ニューマチックケーソン工法とは・・・
   無人の掘削機械を使用して、ケーソン(陸上で製作した構造物)下部にスペースを作りながら、徐々に
   ケーソンを沈めていく工法です。安全で効率的な作業が可能となります。

※川崎港臨港道路についてのお問い合わせ先

 川崎港臨港道路担当(保全課)
   TEL:045-226-3768  FAX:045-212-4399  E-MAIL:keihin-k83ab@mlit.go.jp

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