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浚渫工事中ノ瀬航路の浚渫工事は、平成20年8月をもって完了しました。 ■大型船舶が航行できなかった「中ノ瀬航路」 中ノ瀬航路には-19m程度の浅瀬が点在していたため喫水17m以上の大型船舶が航行できず、東京港、千葉港、木更津港方面に入港する船舶は中ノ瀬西側海域を迂回していました。このため、中ノ瀬西側海域に船舶が集中し海難事故が多発していました。 ![]() ■海域環境への影響を考慮した浚渫の実施中ノ瀬航路の整備では、航路内の浅瀬を-23mまで浚渫しました。周辺海域では漁業活動等が行われていることから、施工性及び海域環境への影響を考慮して、年間2月から8月までの7ヶ月で行いました。 ■浚渫土砂の有効活用 工事に当っては、航路の最小幅員300mを確保することから、アンカーレスのスパット式グラブ浚渫船により作業を行いました。
中ノ瀬西側海域の交通集中緩和平成13年2月から8年を要した中ノ瀬航路の浚渫工事が平成20年8月に完了したことにより、大型船の航行が可能となりました。
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![]() ※水深-23mとは、干潮時でも水面から船底までの深さ20mの船舶が安全に航行できる深さです。 |