東京湾中央航路は⽇本経済を⽀える⼤動脈
⽣活は海運によって⽀えられているといっても過⾔ではありません。
⽇本は、原油やガスなどのエネルギー原料や鉄鉱⽯などの⼯業原料、⼩⻨や⼤⾖などの⾷料を海外から輸⼊し、⾃動⾞や電化製品などさまざまな製品を輸出しています。
東京湾中央航路を航行する船舶には、工業製品の原材料となる鉄鉱石、発電燃料となる原油、石炭、LNGや、生活に関わる食料品、日用品などの様々な物資が積載されています。全国貿易総額の34%、全国港湾取扱貨物量の17%を占める東京湾内の海上貿易は、首都圏4,400万人の産業活動や生活を支え、我が国の経済活動をリードしています。
 |
資料:平成28年 港湾統計
平成28年 貿易統計
平成27年 国勢調査 |
船舶の状況
▲ページトップへ
■航⾏状況:1⽇約500隻が航⾏する東京湾
東京湾中央航路は、東京港、横浜港等に出⼊りする船舶が1⽇あたり約500隻航⾏する世界有数の海上交通過密海域です。また、東京湾内の港湾で取り扱う貨物は、全国の港湾で取り扱うコンテナ貨物の約4割、原油輸⼊量の約3割、LNG 輸⼊量の約5割を占めており、我が国経済を⽀える⼤動脈となっています。
■船舶の⼤型化
下図は、東京湾内の主要6港(千葉港、⽊更津港、東京港、川崎港、横浜港、横須賀港)における1隻あたりの総トン数の推移を⽰したものです。航⾏隻数は減少傾向にあるものの1
隻当たりの総トン数は増加傾向にあることから、船舶の⼤型化が進んでいることがうかがえます。平成17年(2005)と平成28年(2016)を⽐較すると1隻当たりの総トン数はおよそ1.5倍になっています。
【近年の船舶の⼤型化】 |
 |
注)東京湾主要6港(千葉港、⽊更津港、東京港、川崎港、横浜港、横須賀港)の
総隻数及び総トン数 |
資料 平成28年 港湾統計 |
東京湾における⼤型船の船舶航跡図
▲ページトップへ
下図は、平成26年10⽉1⽇ 0時〜10⽉2⽇ 24時(48時間)に総トン数500トン以上の船舶の航跡を⽰したものです。船舶が東京湾中央航路を航⾏し、東京湾内の各港へ航⾏している様⼦がわかります。
 |
平成26年10⽉1⽇ 0時〜10⽉2⽇ 24時(48時間)の航跡図
|
※東京湾口航路事務所調べ |
▲ページトップへ
|