国土交通省関東地方整備局 東京港湾事務所  
サイト内検索
HOME > 東京港港湾計画全容(事業紹介) > 東京港の沿革
東京港港湾計画全容
東京都の沿革
今までの整備概要
東京湾の整備事業

江⼾の⽣活を⽀える港から、国内の重要な物流拠点、国際貿易港へ

■江⼾の⽣活を⽀える江⼾湊

1457年に太⽥道灌により開かれた江⼾湊
その後、徳川幕府が⼤々的に回収し、江⼾の⽣活に必要な消費物資の物流拠点としての役割を果たす。

■東京港の誕⽣(明治13年):隅⽥川河⼝を利⽤する⼩型船を対象とした整備

近代港湾としての東京港は、明治13年東京府の築港調査に始まった。
明治39年、隅⽥川河⼝利⽤の⼩型船を対象とした、隅⽥川河⼝改良⼯事がスタート。

■関東⼤震災(⼤正12年)を機に、⼤型船が航⾏できる港へ整備

東京はじん⼤な被害を受け、陸上輸送が途絶したため、救援物資は海上輸送によらざるを得なかったが、当時の東京港は
⽔深が浅く、⼤型船である救援船が接岸できる設備がなかった。東京港の整備の必要性が痛感された。
⼤正14年、⽇の出桟橋完成。
昭和7年芝浦岸壁、同9年⽵芝桟橋が完成し、3,000トン〜6,000トン級の船舶が接岸できるようになった。


■国際貿易港・東京港誕⽣(昭和16年):軍需、貨物の拡⼤ 国際物流港へ

満州事変(1931)から軍需拡⼤とともに中国⼤陸への物流が盛んになり、貨物取扱量が増え、昭和16年5⽉20⽇(1941年)アジア地域に限定されて開港し、ようやく外国貿易港となった。


■戦後復興:国内産業の発展とともに、コンテナターミナルとしての整備(昭和24年〜)

昭和24年東京港修築計画により、豊洲・晴海・品川ふ頭の建設に着⼿した。
昭和26年には、港湾法に基づき東京港が特定重要港湾に指定され、東京都が東京港の港湾管理者となった。
昭和42年には、⽇本で初めてのコンテナふ頭が品川ふ頭に整備され、コンテナ船が就航した。


■⾼度成⻑期〜:国際貿易港として次々と開発(昭和42年〜平成20年)

  • ⼤井コンテナふ頭の整備
  • 世界の主要港との定期航路が開設
  • お台場ライナーふ頭、フェリーふ頭、内貿雑貨ふ頭や、⼤井⽔産、物資別専⾨ふ頭(15号⽊材など)の整備
  • ⻘海コンテナふ頭の相次ぐバースの供⽤開始
  • 港湾施設の整備、⾼規格化(⼤井ふ頭の再整備等)
  • 倉庫・上屋等の整備
  • 交通インフラ整備(東京臨海新交通(ゆりかもめ)や臨海⾼速鉄道等)
  • 臨海副都⼼の開発

東京港の沿革

■東京湾のあゆみ

明徳3年(1392) 中世品川湊が相当数の出入港船や問丸(問屋)の活動などで活況を呈していた(明徳三作品河湊船帳及び帆別銭納帳)
長禄元年(1457) 太田道灌江戸城築城、江戸前島の平川河口に江戸湊を問く
慶長17年(1612) 徳川幕府江戸湊の改築に着手、大々的に船着場の築造を行う
嘉永6年(1853) ペリー浦賀に来航(6月)、幕府品川台場の築造に着手(8月)〔安政元年(1854年)フ月しゅん工〕
安政5年(1858) 日米修好通商条約締結、神奈川など5港の開港と江戸・大阪の開市が決まる
明治13年(1880) 松田東京府知事はじめて東京港築港論を提案
明治39年(1906) 第1期隅田川口改良工事開始(500トン級船舶を対象に航路、泊地を浚渫)
大正12年(1923) 関東大震災。陸上交通網の崩墳によリ東京港の重要性が認識される
大正14年(1925) 日の出ふ頭完成。最初の近代的ふ頭として翌大正15年3月供用開始
昭和7年(1932) 芝浦ふ頭完成
昭和9年(1934) 竹芝ふ頭完成
昭和16年(1941) 開港(5月20日)
昭和20年(1945) 終戦。臨港地域はほとんど連合軍により接収
昭和25年(1950) 豊洲石炭ふ頭の一部が完成し、操業問始
港湾法公布施行
昭和26年(1951) 特定重要港湾に指定される。港湾法に基づき東京都が東京港の管理者となる
昭和30年(1955) 晴海ふ頭バース供用開始
昭和42年(1967) 品川重量物ふ頭完成
フルコンテナ第1船ハワイアン・プランター号が入港
北米西岸コンテナ定期航路開設
昭和46年(1971) 欧州定期コンテナ航路開設(大井ふ頭)
昭和49年(1974) 13号地外貿定期船ふ頭完成
フェリーふ頭3バース完成、本格的フェリー輸送の開始
昭和50年(1975) 大井コンテナふ頭全8バース完成
昭和52年(1977) 東京港における埋立地の開発に開する要綱の施行
昭和60年(1985) 青海コンテナふ頭第1号供用開始
平成3年(1991) 東京港開港50周年記念式典・記念イベント挙行
晴海客船ターミナル供用開始
平成5年(1993) レインボーブリッジ開通
青梅コンテナふ頭第2号供用開始
平成6年(1994) 青海コンテナふ頭第3号供用開始
平成7年(1995) 東京臨海新交通臨海線「ゆりかもめ」開業
竹芝客船ターミナル全ゾーン完成
平成8年(1996) 青海コンテナふ頭第4号供用開始
東京臨海高速鉄道 リんかい線の開業
平成10年(1998) 大井コンテナふ頭新第7バース供用開始
平成11年(1999) 大井コンテナふ頭新第3バース供用開始
平成12年(2000) 大井コンテナふ頭新第6バース供用開始
平成13年(2001) 「東京港開港60周年」記念事業展開
平成14年(2002) 東京港臨海道路第1工区開通
平成15年(2003) 大井コンテナふ頭新第5バース供用開始
平成16年(2004) 大井コンテナふ頭新第1バース供用開始
平成18年(2006) 「ゆりかもめ」豊洲駅まで延伸
平成20年(2008) 東京都、川崎市及び横浜市が広域連携強化のため基本合意を締結
平成22年(2010) 京浜港(東京港・川崎港・横浜港)が「国際コンテナ戦略港湾」に選定
平成23年(2011) 「東京港開港70周年」記念事業展開
「京浜港の総合的な計画」を策定
平成24年(2012) 東京ゲートブリッジ供用開始
平成25年(2013) 2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催決定
中央防波堤内側X4バース供用開始
平成26年(2014) 京浜3港港湾計画同時改訂
中央防波堤内側X5バース供用開始
令和2年(2020) 国際海上コンテナターミナルY2バース供用開始
東京港海の森トンネル供用開始


© TOKYO PORT OFFICE All Rights Reserved.