東京港臨港道路南北線整備事業
東京港の現状
- 東京港では外貿コンテナ貸物量が堅調に推移しており、今後の更なるコンテナ貨物量の増加に対応するため、中央防波堤外側地区において新たなコンテナターミナルの整備等が進んでいます。
- 首都高速中央環状線や東京港トンネルといった周辺道路の整備によって、背後圏からのアクセスが改善される一方、有明・海~中央防波堤地区を結ぶアクセスは青海縦貫道路(第二航路海底トンネル)のみとなっています。

東京港外貿コンテナ取扱貨物量及び貿易額推移
課題
- 第二航路海底トンネルでは、コンテナ車両等の集中により顕著な交通渋滞が発生しており、今後の更なるコンテナ貸物量の増加や中央防波堤地区の開発に伴い、激しい交通渋が予想されます。
- 都市機能が集中している台場(臨海副都心)では、一般車両と港湾関係車両が輻輳しています。
整備効果
走行時間の短縮
臨港道路の交通分散が図られ、周辺道路も含めて走行時間の短縮及び走行経費の削減が図られます。
産業の国際競争力の向上
東京港周辺道路の渋滞が緩和し、物流コストの削減や安定的な輸送が可能となり、東京港を利用する荷主企業の国際競争力の向上に寄与します。
地域の安全・安心の確保
東京港の南北軸が2ルート確保され、リダンダンシーが向上することで、大規模補修や災害・事故時における安定的な物流・人流を確保できます。

海上部施工手順(沈埋トンネル)
トレンチしゅんせつ
沈埋函を設置するため、グラブしゅんせつ船により、溝状(トレンチ)にしゅんせつします。

基礎マウント築造
トレンチしゅんせつ後に、トレミー船を用いて基礎砕石を平坦に敷きならします。

沈埋函製作
ドックにて、沈埋函を組立て、浮遊打設場所まで曳航したのち、コンクリートを打設します。

沈埋函沈設
沈埋函を支持台上に設置し、海底とのすき間をコンクリートで埋めます。

埋戻し

完成

接続部施工手順(ニューマチックケーソン)
掘削

刃口金物設置

躯体構築・沈下掘削

完成

アプローチ部施工手順(開削トンネル)
連続地中壁構築

掘削・切梁設置

躯体構築

完成

沈埋トンネル
沈埋トンネルとは、ドック等で製作した沈埋函を海底に堀った溝(トレンチ)に沈めて接続し、土を被せたトンネルです。
特徴
- 海底下の浅い箇所に設置できるため、トンネル延長を短くすることができます。
- 大きな支持力を必要としないため、軟弱地盤にも対応できます。
- ドック等で製作するため、水密性が高く高品質なトンネルを築造できます。
南北線の概要
南北線は、海上部(沈理トンネル)、アプローチ部(開削トンネル)、これらをつなぐ接続部(ニューマチックケーソン)より構成されます。

完成イメージ

沈埋函
鋼製の殻とコンクリートなどで作られています。大きさが高さ約8.35m、幅約27.8m、長さ約134.0m、両端に鉄のフタを取り付ければ、水にも浮きます。



