・令和7年2月14日 発進立坑の現場状況
今回はシールドトンネル他築造等工事の現場の様子を紹介します。
現在、シールドトンネル掘削に向けて準備を行っていますが、その中で「発進立坑」の整備が徐々に動きを見せていますので、こちらの様子を詳しく紹介します。
発進立坑と呼ばれるトンネルを掘る際に必要となる縦穴を現在掘削中であり、9月現場日記の掲載時と比べ、掘削が進み、見た目が縦穴になってまいりました。
受注者より提供:掘削中発進立坑躯体構築の様子(令和7年1月23日撮影)
受注者より提供:掘削前の様子(令和6年8月21日撮影)
昨年12月には、立坑内部に1段目の支保工が設置されました。
(※発進立坑躯体構築の様子の赤い鉄骨の箇所が支保工に相当します。)
支保工というのは、構造物を築造・架設する場合に,それが完成するまで周辺の土などを支持する仮設構造物です。ある程度の深さを掘り進めた後に支保工を設置するという作業を繰り返し行うことで、周囲の地盤が崩れないように立坑を掘削していきます。今回のアクセス鉄道のシールド立坑は、本体部に計4段の支保工を設置し、深さ約20mの縦穴を構築します。
この立坑は今後、シールドマシンで横穴を掘り進めてトンネルを整備するために、マシンの搬入やの必要な設備物資、人の往来を行う出入口となる重要な役目を果たします。
今後もJR東日本羽田空港アクセス線のシールドトンネル掘削開始に向け、着実に工事を進めて参ります。