砲台

 砲台は、その中心をなす火砲(大砲)、台座(砲座)、弾薬庫、観測所、電灯所等から構成されます。砲台はその設置の目的から、砲戦砲台、要撃砲台、側防砲台に分類されますが、第三海堡は海峡、湾口などの狭隘な水道や航路を通過する艦艇を射撃するためのもので要撃砲台に含まれます。

 火砲は砲座砲床コンクリートの上に12 本のボルトで頑丈に据付けられており、その前方には堅固な円形のコンクリートで壁を設けてありました。

 第三海堡より古い時代のものは脚壁には煉瓦を用いていたものが多いようです。また砲弾を出し入れしたと見られる小窓が確認されました。その小窓には砲弾を傷めない様に、真鍮の額縁で丁寧に仕上げられていました。

砲台復元CG

四五式十五糧加農復元CG