■数字で見る東京湾

1)湾口航路は日本経済を支える大動脈

わが国は、国内の資源が限られているため、多くの物資を海外に依存しています。このため、私たちの生活は海運によって支えられているといっても過言ではありません。
日本は、原油やガスなどのエネルギー原料や鉄鉱石などの工業原料、小麦や大豆などの食料を海外から輸入し、自動車や電化製品などさまざまな製品を輸出しています。
日本の海上荷動量は、輸出入を合わせて年間9億トン以上となります。この内99.7%を船、残りを航空機が運んでいます。全世界の海上荷動量が約74億トンですから、日本1カ国だけで世界の荷動量の「8分の1」を占めていることになります。
■輸出入貨物量の99.7%を取扱う港湾
グラフ(■輸出入貨物量の99.7%を取扱う港湾)
資料:財務省
   輸出入貨物の物流動向調査より
   (調査期間2008年9月22日-9月28日)
■エネルギーの93%は海外からの輸入に依存
グラフ(■エネルギーの93%は海外からの輸入に依存)
資料:資源エネルギー庁長官官房総合政策課
   「2007年度エネルギーバランス表」
(注)熱量ベース

  ■食料の60%は海外からの輸入に依存
グラフ(■食料の60%は海外からの輸入に依存)
資料:農林水産省「食料需給表(平成19年度版)概要」
(注)熱量ベース

東京湾内の海上貿易量の割合

東京湾内には、国際戦略港湾である東京港・川崎港・横浜港、国際拠点港湾の千葉港及び重要港湾の横須賀港・木更津港(国際バルク戦略港湾)があり、これらの港湾で全国貿易総額の23%、全国港湾貨物取扱量の18%を取扱っており、我が国の社会経済活動を支えています。
なかでも外貿コンテナ取扱量の約4割を東京湾で取り扱っているのをはじめ、輸入貨物のうちLNG47%、石油製品43%、原油29%、鉄鉱石22%など多くの貨物が東京湾に輸入され、ガス供給施設や火力発電所、石油化学工場などに供給されています。
東京港イラスト
東京湾の港湾で我が国の
コンテナ貨物の約4割を取扱
出典:港湾局計画課調べ
東京湾内のガス供給施設で
首都圏の約7割に供給
※人口に関するデータは各都県発表の人口推計画(平成20年4月1日現在)による
※ガス販売量・供給施設に関するデータは「2008年 インベスターズガイド」(東京ガス発行)による
東京湾内の火力発電所での
首都圏の約5割に供給
※「平成20年度 数字で見る東京電力」(東京電力発行)による

2)通行船舶の状況

(1)航路の通行状況
東京湾には、1日当たり約600隻ほどの船舶が航行しており、貨物船やタンカーの航行が多いことが分かります。
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※平成19年9月10日11:00から9月13日11:00までの3日間観測した総通航隻数に対する1日平均の通航隻数を示します。
※中ノ瀬航路航行船舶数は浦賀水道(北航)船舶数と一部重複しています。
資料:「三管区統計資料年報(平成19年度)」第三管区海上保安本部

(2)通行船の推移
航行船舶隻数は、その年の国際情勢や景気などに左右されるため変動が大きいですが、近年は減少傾向にあります。
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※ 対象船舶5t以上
※ 各年8月から1月の3日間観測した総通航隻数に対する
  1日平均の通航隻数を示します。

(3)船舶の大型化
下図は、東京湾内の主要6港(千葉港、木更津港、東京港、川崎港、横浜港、横須賀港)における1隻あたりの総トン数の推移を示したものです。航行隻数は減少傾向にあるものの1隻当たりの総トン数は増加傾向にあることから、船舶の大型化が進んでいることがうかがえます。平成10年(1998)と平成19年(2008)を比較すると1隻当たりの総トン数は約1.3倍になっています。
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東京湾主要6港の総トン数/隻数(港湾統計より)
※ 対象船舶は漁船・PBを除く

3)東京湾における大型船の船舶航跡図

下図は、平成20年3月10日0時〜3月11日24:00(48時間)に総トン数500トン以上の船舶の航跡図を示したものです。48時間で約1,100隻もの船舶が、浦賀水道航路や中ノ瀬航路、中ノ瀬西側海域を航行し、東京湾内の各港へ航行している様子がわかります。
東京湾における大型船の船舶航跡図
平成20年3月に実施した実態観測の2日間(48時間)
500〜3,000GTの隻数:592隻
3,000〜10,000GTの隻数:314隻
10,000GT以上の隻数:201隻
※東京湾口航路事務所調べ
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