港の機能・役割

海外に依存する原材料

現代の私たちの生活(衣・食・住)は海外からの輸入品で支えられていると言ってもよいでしょう。 
一見、国産品と思われるものでもその原材料をたどっていくと、そのほとんどは輸入に依存しています。

食料品の海外依存率は輸入約6割
出典:農林水産省「食料需給表(平成21年度版) 」
(以下のリンクはPDFが外部サイトとして別窓で開きます。)
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/fbs/pdf/21point.pdf
エネルギーの海外依存率は輸入約9割
出典:資源エネルギー庁長官官房総合政策課「2008年度エネルギーバランス表」
(以下のリンクは外部サイトが別窓で開きます。)
http://www.enecho.meti.go.jp/info/statistics/
jukyu/result-2.htm
献立の素材が輸入されている割合はラーメン86%。豆腐71%。
出典:農林水産省「クッキング自給率(平成20年度版) 」より京浜港湾事務所作成新規
(以下のリンクは外部サイトが別窓で開きます。)
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/zikyu03.html
グラフ
出典:資源エネルギー庁長官官房総合政策課「2008年度エネルギーバランス表」
(以下のリンクは外部サイトが別窓で開きます。)
http://www.enecho.meti.go.jp/info/statistics/jukyu/result-2.htm
輸入比率=輸入量/(輸入量+国内生産量)

輸出入される貨物の99.7%は港湾を利用

コンテナのイラスト

重量では99.7%(金額では74.1%)が港湾において輸出入されています。

わが国の外貿定期船取扱貨物量の91.3%(2008年)はコンテナによって運ばれています。
(出典:財務省 輸出入貨物の物流動向調査(調査期間2008/9/22〜9/28)より)
(出典:国交省港湾局 数字で見る港湾2010「外貿定期船取扱貨物量に占めるコンテナ取扱貨物量」より)

コンテナ船の大型化

貨物を運ぶ船会社にとって、たくさんの荷物を1度に運んだ方が輸送コストの低減が図れるため、世界中のコンテナ船会社は、コンテナ船の大型化を続けています。

コンテナ船の大型化により、基幹航路(欧州・北米とアジアを結ぶ航路)寄港地の集約が進んでいます。

大水深岸壁がない港には寄港しない可能性が高くなります。そのため、より大きなコンテナ船が着岸できるようにする必要があります。 コンテナ船が大きくなると、必要となる岸壁の水深は深くなり、延長は長くなります。

コンテナ船の大型化の図
(港湾の施設の技術上の基準より京浜港湾事務所作成)

大水深の岸壁が日本にないと…

トランシップイメージ

トランシップ率
(全国輸出入コンテナ貨物流動調査報告書「トランシップ率」より京浜港湾事務所作成)

積荷港から荷卸港まで、同一船舶で運送されずに途中港(中継港)で積替えされることをトランシップといいます。

複数の船舶で輸送され揚積の荷役回数が増えるため、積替え時に、船舶への積み残し、荷役の衝撃による荷傷み・破損、輸送環境(温度・湿度)の狂い等が生じる可能性が上昇するため荷主からは嫌がれています。

そのため、短期調達が求められる貨物、輸送途上においてダメージを受けやすい貨物、精度の高い湿温度管理が必要な貨物、高価格な貨物等は、トランシップ利用を回避したがる傾向があります。

また、輸送コスト・積替えコスト等、物流コストの上昇による輸入価格が上昇や、市場の変動による在庫ロスのリスク増大、リードタイムの増加による輸出価格の上昇が国民生活に悪影響をもたらします。
(出典:WAVE 港湾の利用振興ハンドブック〔港湾物流の基礎〕より抜粋)

国民生活を守るため大水深の岸壁整備が必要

大型船とガントリのイラスト日本国内には、水深16m以上の大水深コンテナ船用岸壁は6箇所(横浜港2、名古屋港2、神戸港1、大阪港1)あります (平成22年4月現在)。

京浜港(横浜港、川崎港、東京港)は阪神港(神戸港、大阪港)と共に国際コンテナ戦略港湾に選定(平成22年8月6日)されました。

京浜港湾事務所では、京浜港の国際ハブポート化推進のため、大水深岸壁の整備などハード施策を進めています。


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