港のマメ知識

質問一覧

1.灯台について

2.ケーソンについて

3.船について

4.港にある橋について

5.輸出と輸入について

6.港について

7.コンテナについて

質問への回答一覧

1.灯台について

Q1.なぜ港には赤と白の灯台があるのですか?
灯台の色は標識法という法律で決められています。防波堤の上に立っている灯台は港の入り口をあらわしていますが、港に入る時、右側が赤、左側が白です。
横浜港白灯台
横浜港赤灯台
明治29年 横浜港の東水堤に設置された白灯台
現在は氷川丸桟橋の先端に移設されています
明治29年 横浜港北水堤の赤灯台
鉄でできた灯台としては日本で2番目に古いものです

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2.ケーソンについて

Q2.港の建設に使われるケーソンとは何ですか?
ケーソンとはフランス語で大きな箱という意味です。ケーソンは鉄筋コンクリートで造られ、波を防ぐ防波堤や船の接岸用岸壁、埋め立てなどの護岸として使用しています。
ケーソン
山内ドライドックのケーソン(平成19年)
Q3.ケーソンの高さは何メートルですか?
ケーソンにはいろいろな大きさのものがあります。たとえば、横浜港の沖合いに建設中の南本牧ふ頭の護岸用ケーソンは、高さが21.8メートルあり6階建てのビルの高さとほぼ同じです。
Q4.港の建設にケーソンはこれからも使われていくのですか?
港の施設はケーソンだけではなく鋼矢板という鉄の板や鋼管杭という鉄の杭などで造ったりもしますが、重たくて頑丈なケーソンはこれからも使われていくでしょう。ケーソンもいろいろな新しいものを開発しています。たとえば組立式のプレハブケーソンや、港の外側のきれいな海水を港の内側に取り込むことができる防波堤用の海水交換型ケーソンといったものがあります。
Q5.どうして防波堤は長くしてあるのですか?
防波堤は、船の出入り口を残して港を囲うように作ります。これにより外海からの波が港内には入らず、船舶の接岸をしやすくします。防波堤は、台風や津波からも港と町を守っています。日本一長い防波堤は、茨城県常陸那珂港の東防波堤で5,400mもの長さがあります。(平成27年10月時点)
Q6.防波堤はすべてケーソンでできているのですか?
大きな防波堤は主にケーソンで造られていますが、小さな防波堤は小さなコンクリート製のブロックを積み上げて造られています。横浜港では一番古い明治時代に作られた内防波堤などがそうです。なお、和歌山県下津港には、日本初の鋼板セルで建設された根入れ式鋼板セル防波堤があります。
内防波堤
横浜港で最も古い内防波堤 

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3.船について

Q7.横浜港に来る船の数は?
横浜港には1年間に約3万6千隻の船が入港しています。多くの客船が寄港する大さん橋ふ頭には1年間に295隻(外航:72、内航:223)の客船等が接岸しています。なお、平成26年の横浜港客船寄港数は146隻で、平成15年以降12年連続で国内1位です。
資料:横浜市港湾局「平成26年横浜港統計年報」より
Q8.なぜ海の上で船と船がぶつからないのですか?
海上衝突予防法に基づき決められた海の上での交通ルールがあるからです。例えば、海にも航路と呼ばれる船の通り道があり、自動車とは異なり右側通行をすることがルールとなっています。また、航路がどこなのか船に知らせるために、海面には浮標灯と呼ばれる標識が浮いています。
Q9.日本最大(収容隻数)のマリーナはどこですか?
横浜市金沢区にある横浜ベイサイドマリーナです。1,496隻収容できます。
また「よこはま・かなざわ海の駅」としてマリンレジャーの振興拠点「海の駅」に認定(国土交通省海事局)されており、20隻のビジターバースが用意されています。
資料:横浜ベイサイドマリーナ http://www.ybmarina.com/index.html
    国土交通省海事局「海の駅」http://www.mlit.go.jp/maritime/senpaku/Sea_station/index.html

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4.港にある橋について

Q10.ベイブリッジもケーソンを使って造ったのですか?
ベイブリッジも橋脚(橋を支えている柱)の土台部分はケーソンで出来ています。材料は、ケーソンと同じで鉄筋コンクリートですが、四角い箱形ではなくて円柱形(丸い筒)です。長さが短いもので59メートル長いもので87メートルのケーソンを9本一組にして、海底に差し込んであります。海の下にあるので海上からは見ることができません。見えている部分は、鉄の板やケーブル(ワイヤーロープ)で出来ています。
Q11.ベイブリッジとつばさ橋のちがいは?
大黒ふ頭の両端にかかっているベイブリッジとつばさ橋の大きな違いは、ベイブリッジがダブルデッキ構造と呼ばれる道路を二段にした構造(上段が高速道路、下段が一般国道)を採用しているのに対し、つばさ橋は一段(高速道路)の構造を採用している点です。 一方、二つの橋はよく似た形をしていますが、これはどちらもワイヤーロープで橋を吊す斜張橋と呼ばれる構造を採用しているからです。
ベイブリッジ つばさ橋
【ベイブリッジ】 高さ(桁下)55m 長さ 860m
【つばさ橋】 高さ(桁下)49m 長さ1020m

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5.輸出と輸入について

Q12.横浜港に輸出や輸入されている物は?
横浜港から輸出される貨物で一番多いのは完成自動車(約40%)で、船の中が立体駐車場のようになっている自動車専用の運搬船で運びます。輸出量が一番多い国は中国(約15%)で、完成自動車や機械等を輸出しています。 輸入される貨物で一番多いのはLNG(液体天然ガス)(約20%)で、マレーシアやオーストラリア等からLNG船で運ばれてきます。輸入量が一番多い国は中国(約20%)で、洋服や食料品を輸入しています。
資料:横浜市港湾局「平成26年横浜港統計年報」より (注)貨物は、重量ベース
Q13.船で貨物を運ぶと、どの位の時間がかかるのですか?
たとえば、横浜を出港した船がアメリカのロサンゼルスの港に着くには10日ほどかかります。広い太平洋を横断するには意外と日数がかかるのですね。ですから腐りやすいものは、冷蔵コンテナや冷凍コンテナに入れて運びます。

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6.港について

Q14.日本に港は全部でいくつありますか?
日本には、貨物船や客船が出入する港が994港あります。(平成27年4月1日現在)
●国際戦略港湾:5港
●国際拠点港湾:18港
●重要港湾:102港
●地方港湾:808港
●56条港湾:61港
合計994港(うち避難港35港)
Q15.神奈川県にはいくつの港がありますか?
貨物船や客船が出入する港湾は7つあります。
●国際戦略港湾:川崎港、横浜港
●重要港湾:横須賀港
●地方港湾:葉山港、湘南港(江ノ島)、大磯港、真鶴港
そのほかに漁港がいくつかあります。
Q16.なぜ港という名前がついたのですか?
港のことを、昔は津(つ)、泊(とまり)、湊(みなと)、水門(みなと)、と呼んでいたそうです。そしてにぎやかなところを表す「巷(ちまた)」と、水を表す「さんずい」を組み合わせた「港」という漢字が使われるようになりました。
Q17.港は誰が作っているのですか?
国や地方公共団体が港湾設備の計画・設計施工を担当し、施設の建設は民間会社で実施しています。
Q18.日本で最も古い港湾施設があるのはどこですか?
神奈川県鎌倉市、由比ヶ浜の東端にある和賀江嶋です。貞永元年(1232)にできた築港の跡で、玉石を積んだ埠頭が海中に突き出ています。史跡名勝天然記念物として国の文化財に指定されています。
鎌倉時代に勧進聖人往阿弥陀仏が、時の執権北条泰時の協力を得て築いたと言われています。
資料:文化庁「国指定文化財等データベース」
http://www.bunka.go.jp/bsys/maindetails.asp?register_id=401&item_id=810

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7.コンテナについて

Q19.コンテナ船は何隻ありますか?世界最大級のコンテナ船の大きさは?
世界のフルコンテナ就航船腹量総計は5,082隻/1,714万TEU(平成25年12月現在)です。
世界最大級のコンテナ船は、全長約400m、幅約60m、コンテナ積載数は約19,000TEUです。平成26年11月に第1船の「CSCL GLOBE」がアジア/欧州航路に就航しています。

資料:一般財団法人日本船主協会「海運統計要覧2015」 及び Cyber Shippng Guide
Q20.コンテナ専用バースで、最も深いものは何mですか?またどこにありますか?
国内で最も深いコンテナ専用バースは、横浜港南本牧ふ頭(MC-3)の水深18mです。
現地水深が深いことから、岸壁前面の実際の水深は20mあり日本一の深さのコンテナ専用バースです。