事業紹介

川崎港 東扇島〜水江町地区 臨港道路

整備概要

川崎港東扇島地区は、川崎港で陸揚げされる貨物のみならず、京浜3港の連携の中で東京港・横浜港利用の貨物の物流基地としての役割も果たしています。
今後、東扇島の物流機能の高度化によりますます物流拠点としての役割が増すため、東扇島と背後を結ぶ交通体系の強化を図るとともに、東扇島地区のアクセス道路のリダンダンシー確保を図ります。

整備概要

事業全体計画

整備期間 平成21〜28年度
起点 臨港道路東扇島幹線5号道路
終点 主要地方道東京大師横羽線(産業道路)
総延長 約3.1km(ループ部の重複区間を除く)
橋梁形式 斜張橋(京浜運河部)、桁橋(アプローチ部)を想定
車線数 2〜4車線
設計速度 時速40km
最急縦断勾配 5.0%
道路規格 道路構造令 第4種1級に準拠

平成23年度は、現地調査及び道路詳細設計、用地補償、環境影響評価資料作成等を行います。

整備の必要性

東扇島地区の物流機能高度化への対応

東扇島地区では、川崎港で陸揚げされる貨物だけでなく、京浜港全体の物流拠点として、東京港や横浜港からのコンテナ貨物も多く取り扱っており、今後、国際コンテナ戦略港湾・京浜港における取扱貨物量の増加等に伴う交通量の増加に対応した、交通アクセスの強化の必要性が高まっています。

東扇島地区においては、約70万トンの貯蔵能力を持つ冷蔵冷凍倉庫が集積しています。さらに、東扇島西側の東扇島総合物流拠点地区では、第1期地区(12.6ヘクタール)の入居事業者の公募が行われ、既に一部の企業が稼働を開始しています。また、第2期地区(9.5ヘクタール)についても、H22年秋以降に事業者の募集を開始する予定となっており、東扇島総合物流拠点地区の事業展開等による、東扇島地区の物流機能の効率化・高度化へのニーズへの対応が必要となっています。加えて、東扇島東側の既存の東扇島物流倉庫群では、倉庫の新設・増設が活発化しており、川崎港東扇島地区から発生する交通量の更なる増加が見込まれています。

整備の必要性

(出典:川崎市港湾局東扇島総合物流拠点地区のご案内)
(以下のリンクは外部サイトが別窓で開きます。)
http://www.city.kawasaki.jp/58/58kikaku/home/keikaku/koubo.pdf

現在の東扇島地区への一般道路からのアクセスは、川崎港海底トンネルのみであり、朝・夕方の通勤ラッシュ時に渋滞が生じております。また、危険物運搬車両については、海底トンネルの通行制限により大きく迂回を余儀なくされています。この東扇島周辺の慢性的な渋滞や通行制限による非効率な輸送を改善する必要があります。

非効率な輸送を改善する必要

首都直下地震発生時における緊急輸送路の多重化の確保

川崎港東扇島地区において、基幹的広域防災拠点がH20年4月より供用しました。

東京湾臨海部の首都圏の人口集中地区の中央に立地するため、海上及び陸上輸送により、大量かつ速やかに首都圏の広範な被災地に発災直後の緊急物資を輸送することが可能となります。特に、首都直下地震が発生した場合は、背後圏へ向けた緊急物資の陸上輸送が求められており、緊急輸送路が機能不全に陥らない為にも交通ネットワークの多重化を図る必要があります。

事業箇所周辺を取り巻く状況

京浜運河横断部

京浜運河を航行する船舶に支障がないよう、最大幅500m、最大高さN.H.H.W.L(略最高高潮面)+47.0mの橋梁の桁下空間を設定しているとともに、橋梁の高さは、羽田空港の円錐表面による制限区域内であるため、高度制限A.P.(荒川工事基準面)+100m程度となっています。

また、水江町側の海上橋脚位置近傍には危険物取扱岸壁があることから、橋脚位置の決定にあたっては、利用船舶の離着岸に支障がないように計画しております。

制限表面概略図

(出典:国交省東京航空局「空港周辺における建物等設置の制限」より)
(以下のリンクは外部サイトが別窓で開きます。)
http://www.cab.mlit.go.jp/tcab/info/02.html

京浜運河横断部

(出典:川崎港湾計画書 平成18年11月)

水江町地区

製鉄所機能、石油精製機能、物流機能等を担う企業等が立地していることから、企業活動、既存の交通機能を維持した整備が必要となります。

新設道路の整備は、既設市道上に設置することから、地下埋設管、架空線、企業出入口、既存市道の車線数維持など、関係者の協力を得ながら効率的な設計・施工ができるように綿密な調整を行っています。

東扇島地区

2車線はループにより国道357号へ連絡し、もう2車線は国道357号及び首都高湾岸線を横断し川崎港コンテナターミナルや物流拠点と連絡されます。国道357号及び首都高湾岸線の横断部については、上部工架設時の道路規制や迂回路の計画など、一般の道路利用者への支障がないよう関係者との十分な調整を行っていきます。

また、川崎港コンテナターミナルや物流拠点との連絡部についても利用者への支障がないような道路切り回しなど、関係者との調整を行っています。

整備により期待できる効果

走行時間の短縮・走行経費の減少
  • 朝夕を中心とした混雑時の走行時間が短縮します。
  • 東扇島から内陸部に向けた交通の分散が図られます。
災害時のリダンダンシー確保
  • 大規模な災害時には内陸部への新たな緊急物資輸送路の確保が図られます。

工事レポート

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