鹿島港湾・空港整備事務所で行っている技術開発の計画・制度及び技術開発において得られた成果をご説明いたします。

本工法は、油圧式自動昇降機構により内型枠用リフトアップフォームと外型枠用リフトアップフォームに分かれており、総合的な型枠自動昇降によるケーソン製作を可能にした。
また、それぞれのリフトアップフォームには、型枠脱着足場、鉄筋組立足場、コンクリート打設足場が備えられ、油圧式自動昇降機構により、型枠ブロックとタワーブロックが相手側を支点にして交互に上昇し、ケーソンを1ロットづつ上方へ構築していく。
工法の特徴
(1) 安全性の向上
自動昇降機構によりクレーン作業が不要で安全性の向上。
(2) 省力化
内足場および外足場の組立・解体が不要。
内型枠及び外型枠の組立・解体が少人数で可能。
(3) 工期短縮
ケーソンが大型でロット数が多くなるほど工期短縮が可能。
(4) 品質保証
型枠は微調整が可能な為、所要の施工精度(出来形)が得られる。
トータルリフトアップフォーム工法 施工要領図
|
1. [外] タワーブロック・型枠ブロックの設置 [内] 第6床作業設置 鉄筋組立 (2R)
|
|
2. [外] 外型枠設置・セット [内] 内型枠ブロック設置・内型枠セット コンクリート打設 (2R)
|
|
3. [内] 中央タワー設置 第1・第2作業床設置 鉄筋組立 (3R)
|
|
4. [外] 外タワーブロック上昇 [内] 中央タワー上昇 鉄筋組立 (4R)
|
|
5. [外] 外型枠ブロック上昇・外型枠セット [内] 内型枠ブロック上昇・内型枠セット コンクリート打設 (5R)
|
|
6. [内] 中央タワー上昇・撤去の後 [外] 外型枠脱枠・撤去 [内] 内型枠脱枠・撤去 [内] 内型枠ブロック撤去 第6作業床撤去
|
|
7. [外] 外型枠ブロック下降 [外] タワーブロック下降 (交互に)
|
関東地方整備局では民間の優れた技術を港湾・空港に取り入れるため、以下のような制度を設けています。詳細は窓口までお問い合わせ下さい。
新技術活用パイロット事業
(窓口:関東地方整備局 港湾整備課・各港湾(空港)整備事務所)
港湾空港建設工事に係わる新技術について、現場適応性、効率性、安定性、経済性などについて各整備局等の整備事務所の事業において検証する制度です。

実海域実験場提供システム
(窓口:関東地方整備局 港湾整備課)
民間企業が開発した技術の実海域における現地実証実験を支援するため、地方整備局が、実験場の推薦、提供、港湾管理者等の関係機関に対する協力要請を行う制度です。

共同技術開発制度
(窓口:国土技術政策総合研究所、独立行政法人港湾空港技術研究所)
民間や公益法人等単独では開発が困難な公益性のある研究開発に対し国土技術政策総合研究所と独立行政法人港湾空港技術研究所が適切な役割を持ち、研究を分担することにより、総合結果がより効果的・経済的に短時間で得られる制度です。

従来のケーソン製作において鉄筋は、直接手作業で1本1本を現場で組み立てられてきました。しかし高所足場での作業は不安定な上に作業スペースを十分とれないため、多くの作業員が必要で、時間もかかっていました。そこで、あらかじめ鉄筋を地上でユニット化して建込みを行う鉄筋ユニット工法を開発し、作業の合理化・省力化を実現しました。
実施場所【常陸那珂港】(平成5年度から実施)
組立て |
製作架台 |
吊り込み |
建て込み |