べいくりん

浮遊ゴミの回収作業

海を汚し航行の安全を脅かす、浮遊ゴミの回収作業

大小の木々から、ビン・カン、そして家電まで、東京湾にはさまざまなゴミが浮遊しています。ゴミは海を汚すばかりでなく、海難事故や生態系への影響など、さまざまな問題を引き起こします。台風や不法投棄などによって、いつでも汚れた海に戻ってしまう可能性がある東京湾。私たちは東京湾をよりきれいで安全に利用できる海にするために、積極的に「美しい海の維持・改善」に取り組んでいます。

効率的にゴミを回収する、予測システム

より効率的にゴミを回収するために開発された、「東京湾海況情報表示・ゴミ回収支援システム」。本システムは、陸上に設置した海洋短波レーダーと呼ばれる電波により、数百mから数十kmの範囲の海面の流れや波を測定し、「潮目の発生位置」及び「浮遊物の移動経路」を表示するシステムです。浮遊ゴミの多くは、水温などが異なるふたつの潮流が接する「潮目」と呼ばれるところに帯状に集まるという経験に着目した画期的なシステムです。

東京湾内での浮遊ゴミ回収量(単位=m3)

東京湾の一般海域(850ku)における回収実績

回収されたさまざまな浮遊ゴミ

浮遊ゴミが引き起こす、船舶事故

東京湾内で起きた浮遊ゴミと船の接触事故は、報告されているだけでも年間約80件。報告されていない小さな漁船やレジャーボートなどを含めると、さらに多くの事故が予測されます。

冷蔵庫

流木

草・海草

浮遊ゴミの回収量と、台風の影響

台風による大雨の後など、河川から大量のゴミが流入して海面を覆うことがあります。 たとえば、平成14年の台風6号・7号・13号・21号がもたらした大雨により、湾内では大量のゴミ・流木が回収されました。 その量は、平成14年度の一年間に回収された量の45%にも及びます。

台風の後、回収されたゴミや流木

浮遊ゴミの回収

スキッパー

船体中央部に備えられた、大きな金属製のカゴがスキッパーです。双胴間にカゴを降ろし、海上の浮遊ゴミをすくい取ります。デッキ上と操舵室の両方から操作できます。

海上に漂う浮遊ゴミをふたつの胴体でまたぐように航行し、デッキ中央に開けられた穴からスキッパーを海面に降ろします。

ゆっくりと進行しながら金網でゴミをすくい、一定量がたまったらスキッパーを180度回転させて、デッキに備えられたゴミコンテナに積み込みます。

ムービーでスキッパーの動きをチェック

ムービーの再生には、Windows Media Playerを使用しています。
最新バージョンが必要な方は、下記バナーからダウンロードが可能です。

ゴミコンテナ

容量15m3のコンテナを2個搭載。回収したゴミを陸揚げする際には、コンテナごと吊り上げ、底板が観音開きになりゴミを投下します。

クレーン

巨大な流木や大型粗大ゴミといった、スキッパーではすくえないゴミの回収作業を行います。

国土交通省 関東地方整備局 千葉港湾事務所

260-0024 千葉市中央区中央港1丁目11番2号

TEL043-243-9172(代表) FAX:043-243-1939

海洋環境・防災課(べいくりんセンター)

221-0053 横浜市神奈川区橋本町2丁目1番4号

TEL045-444-3213 FAX:045-444-3216